「フィリピン留学って英語初心者に良いって聞くけど」
「半年通ったらどれくらい効果あるのかな?」
留学を考えたとき、どれくらいの期間で効果が出るのか気になりますよね。
僕は英語力まったくのゼロから半年、フィリピン留学をしていました。着いた初日はお店で注文すらできなかった僕ですが、半年でセブ島にひとり旅をして現地の人と仲良くなれるくらいの効果を実感できました。
半年のフィリピン留学で効果が出るのは間違いありませんが、期間が長いことによるデメリットもあります。
この記事では、実際にMMBSという語学学校でフィリピン留学を半年経験して感じた良い効果と、悪い効果、おすすめの留学期間をよしきの経験談から紹介していきます。
■目次
【フィリピン留学体験談 半年の効果〜1ヶ月目〜】
まず前提として、フィリピン留学初日の僕の英語力。
・空港のファストフード店でまったく注文ができずに店員5人に爆笑される。 こんな感じのスタートです。笑 僕はフィリピンのターラックという地域にあるMMBSという学校で留学をしていたのですが、最初の1か月はMMBS独自のプログラムのひとつ「スペシャルグラマーコース」というグラマー(文法)に特化した授業を受けました。 単語もグラマーの教科書に出てくるものをひとつひとつ電子辞書で調べながら覚えていましたが、それでもまだまだ日常会話レベルには程遠く、自分の無知を実感しました。 しかし、いままで一切触れてこなかった英語というものの楽しさを肌で感じて、キツイながらもかなりモチベーションは高いまま1ヶ月が終了。 なによりグラマーコースのおかげで、英会話の土台になる中学レベルの文法が身についたので、英語初心者の僕にはかなり効果的でした。 ・まったくの英語初心者(僕です) 半年間のフィリピン留学2ヶ月目。 1ヶ月間のスペシャルグラマーコースを無事に卒業し、 グラマー(文法) を効果的に勉強していきます。 1ヶ月目にみっちり勉強した文法の効果で、「I like sushi」を呪文のように繰り返していた僕も英語で簡単な質問をしたり、ちょっとしたキャッチボールができるようになって、英語の勉強がますます楽しくなってきました。 しかし、頭のなかにあるのはまだまだ中学レベルの英語力。 でも、この悔しさが良いモチベーションとなり勉強する意欲がどんどん湧いてくるので、毎日自習の時間に単語を100〜200語、定着するまで繰り返すことを欠かさずにやっていました。 やればやるだけ効果が出る。そんな時期。 この頃、大学のプログラムで留学に来ていた韓国の生徒60〜70人がなぜか僕の顔と名前を覚えてくれて、学校のどこにいても「よっちゃん!ハンサム!」と英語で話しかけてくれたので、授業外でもたくさん英語を話せるし、耳にタコができるくらいハンサムと言われて最高の環境でした。 ・忘れている文法や単語を思い出しつつ英語で会話を楽しみたい 2ヶ月の期間で来るのは大学生が多かった印象。 まったくの英語初心者だった僕も、留学3ヶ月目ともなるとだいぶ英語で話すことに慣れてきて、英語での会話を楽しむ余裕が多少でてきます。 授業も少しずつレベルが上がるが「これはどういう意味?」とか「これはどんな場面で使うの?」といった質問ができ、先生の英語での説明も理解ができてきて、授業もスムーズに進むことが多くなります。 先生との仲も深まり、一緒にご飯に出かけて授業とは関係のない他愛のない話で盛り上がったり、現地での生活も満喫できます。 ちなみに、韓国の学生は全員帰国したのですが、「よしき=ハンサム」という強烈なイメージをいろんな先生に埋め込んでくれたのでただひたすら感謝。 ・最低限の簡単な日常会話を効果的に身につけたい フィリピンからそのままワーキングホリデーや海外ひとり旅に出る人は、3ヶ月から4ヶ月の滞在が1番多い印象でした。 簡単な英会話に自信が持てるようになったので、学校の連休を利用して思い切ってセブ島にひとり旅。 もちろんパックツアーではなく、自分で宿や航空券を手配して、タクシーとの値段交渉、バスターミナルで目的地に向かうバス探し、わからないことがあればその辺の人に聞く、宿の人との雑談、ダイビングの手配など、すべて英語でやりました。 これだけでも自分の中では信じられないくらいの成長です。 が、ここへきていままで順調だった留学生活に変化が訪れます。 3ヶ月目までは日に日に感じられた自分の成長が、ピタッと止まってしまったのです。 いままでは、英語の知識などまったくない空っぽな頭に、基礎となる簡単な文法や単語を効果的に詰め込んでいたので、自分でも成長している実感がありました。 しかし勉強の内容が難しくなるにつれて、単語やフレーズがだんだんと覚えにくくなります。 毎日顔を合わせる先生との会話もネタが尽きてきて、先生を変えたとしても自己紹介や学校での話など、意味ないような同じ会話をくりかえすだけで新鮮さはなく、あんなに楽しいと感じていた英語を話すのが億劫になってきます。 学校で仲良くなった日本人も4ヶ月目になると多くが帰国したり、ワーキングホリデーに行ったりと、滞在期間が長ければ長いほど取り残されている感じがして、寂しさと焦りが混じった感情に負けそうになります。 この頃から僕はひとりでよく泣くようになりました。笑 ・基礎レベルの英語からもう一歩踏み込んで勉強したい ここまで滞在している人はワーキングホリデーやTOEICなどの資格系を目標にしている人がほとんどでした。 もはや中だるみの極み。 僕の場合、「TOEICで何点以上取る!」などの明確な留学する目的がなく、ただワーキングホリデーでカナダに行くということしか決まっていなかったので、モチベーションが保てずに授業中はうわの空。 なかなか効率的に新しい表現や単語を覚えられず、人前で英語を話すのも怖くなり、グループ授業はほとんど出なくなってしまい、その時間はとり憑かれたようにひたすら自習で単語を勉強する日々。 新しく入ってきた生徒たちからは「あの人いつもひとりで、いつも同じ場所で勉強してるよね」と「長老」というあだ名を付けられてしまいます。 そんな長老にできることと言えば、無数に出てくる新しい単語を前にただひたすら泣くことだけでした。 ・効果的にビジネス英語を学びたい 5ヶ月目からは同じような壁にぶつかって、伸び悩む人が多かった印象。 僕は2016年の1月2日から6月17日までの約半年、フィリピン留学をしていたのですが、6ヶ月目に入ると頭の中は日本食のことばかり。笑 この頃は海外ドラマの「フレンズ」を使ってスピーキングとリスニングを鍛える自習を中心にやっていたので、折れそうな心を必死にごまかしていました。 そして肝心の英語力はというと、フィリピンに着いた日と比べてかなり成長しました。 初日に受けた120点満点の英語力テストは、9点から1番高いときで90点まで伸び、セブ島へのひとり旅や、近所のお店の人と仲良くなって遊びに出かけたり、道行く人に英語で自分から話しかけれるようになったのは、間違いなくこのフィリピン留学での勉強の効果だと自信を持って言えます。 ここでの半年間がなかったら、カナダでの楽しいワーキングホリデー生活も、世界半周ひとり旅も、ゲストハウスでの仕事もきっとありませんでした。 ・英語力ゼロから効果的に日常英会話を身につけたい 半年の留学を乗り切ったら、どんな壁でも乗り越えられる精神力も身につきます。 最低限の日常英会話を身につけるための個人的なおすすめ留学期間は4ヶ月です。 5ヶ月目〜6ヶ月目になると英語の勉強が辛いというより、同じ環境で勉強をしていることに新鮮さがなくなって、しんどくなってきます。 なので、半年以上の留学を考えている人は、4ヶ月通ったあとにスパルタな学校に転校して気分転換をしつつ、レベルの高い授業に挑戦するという方法がおすすめです。 ・1ヶ月目はとにかく効果的に基礎を学ぶ 実際の体験談をもとに総合すると、フィリピン留学の効果は絶大で、特に僕のような英語初心者にとっては英語力を効果的に伸ばせる最高の環境です 半年のフィリピン留学の費用についてもまとめているので、合わせて読んでみてください。
・そして、チキンを頼んだのに少し高めのハンバーガーを出されるというトラウマになりかねないなめられっぷり。
・語学学校入学時のレベル分けテストで120点満点中9点を叩き出す。
・あまりの理解力のなさに先生が授業中にキレる。
1日4時間のマンツーマン授業、4時間のグループ授業の計8時間。
その学校に在籍している最高レベルの先生たちと一緒にひたすらグラマー(文法)を中心に勉強するというコースで、昼休憩を挟んで朝8時から17時までみっちり授業をして、そのあとは膨大の量の予習復習をこなし、毎週末にテストを受けるという、勉強アレルギーの僕にとっては全身の毛穴からゲロが出そうになるような内容でした。
・興味があるから試しに留学してみたい
・文法などの最低限の基礎を効果的に学びたい
・旅やワーキングホリデーに行く前に少し英語に触れたい
・とにかく楽しくたくさん英語を話したい【フィリピン留学体験談 半年の効果〜2ヶ月目〜】
マンツーマン授業5時間+グループ授業1時間のコースで、
リーディング(読む)
リスニング(聞く)
ライティング(書く)
スピーキング(話す)
大の苦手なグループ授業も、陽気なフィリピン人の先生が盛り上げてくれてなんとか参加しています。
会話中にわからない単語や難しい表現が出てくると、すぐに会話をストップさせてしまいます。
・スピーキングやリーディングなど、各スキルにまんべんなく触れたい
・フィリピンに暮らすように滞在して生活を知りたい
・休みが長い大学生
・毎日ハンサムと言われ耳にタコをつくりたい
仕事を辞めてきている人などで2ヶ月で帰ってしまう人は少なかったです。【フィリピン留学体験談 半年の効果〜3ヶ月目〜】
会話のバリエーションも、使える単語の数も増えてきて、旅行レベルの会話なら乗り切れそうなくらいの効果を実感。
ただ、この頃から異常に日本食が恋しくなりました。
3ヶ月以上留学するつもりの人は、インスタントの味噌汁などが必須になるかもしれません。
・基礎を固めて、さらにワンランク上の語学学校に移動したい
・ワーキングホリデーや海外ひとり旅に行く前に英語に慣れておきたい
・日本で英語を使った仕事をすることを視野に入れている【フィリピン留学体験談 半年の効果〜4ヶ月目〜】
たぶんフィリピンにきて最も留学の効果を実感できた数日間でした。
正確に言うと毎日勉強は続けていたので、成長が止まったわけではなく、効果を感じられなくなってしまったというほうが正解かもしれません。
会話でも簡単で便利なフレーズに頼ってしまい、新しい表現が効果的に定着しません。
・とにかくTOEICなどの資格で効果的に高得点を狙いたい
・ワーキングホリデーで学校に通わず、すぐ仕事を探したい
・泣きたい【フィリピン留学体験談 半年の効果〜5ヶ月目〜】
勉強する意欲が日に日に失われ、留学する意味を考える毎日。
・TOEICなどの資格系で高得点を取りたい
・将来、英語力を必要とする仕事をしたい
・長老と言われたい【フィリピン留学体験談 半年の効果〜6ヶ月目〜】
個人的に「フレンズ」を使った勉強法は、日常英会話力を身につける上でかなり効果が高いと実感したので、おすすめです。
それくらい僕の人生の可能性を広げてくれたのです。
・TOEICなどの資格系で高得点を目指す
・ビジネス英語を学びたい
・自分の可能性を確かめたい
あなたの人生を大きく変えてくれるきっかけになりますよ。【フィリピン留学体験談 おすすめの期間】
モチベーションを保ったまま効果的に英語力が伸ばせます。【フィリピン留学体験談 半年の効果まとめ】
・2ヶ月目は簡単な英会話ができるようになる
・3ヶ月目は授業がスムーズにこなせる英語力が身につく
・4ヶ月目はひとり旅に困らないくらいの英語力
・5ヶ月目は勉強の効果が感じにくくなる
・6ヶ月目は燃え尽き症候群のようになる
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