【フィリピン留学】半年住んだ僕が感じた貧困と治安2つの実態

貧しい女性が道端に座っている

 

「フィリピン留学に行きたい!」
「だけどフィリピンは治安が悪そう、、」

 

フィリピンと聞くと、貧困や麻薬、事件が多くて治安の悪い場所と感じる人が多いかと思います。

 

しかし、夜に出歩かない、財布などの貴重品の管理、危険地域に行かないなど、海外では当たり前の対策をしていれば事件に巻き込まれることはほぼないです。フィリピンの一般市民はとても陽気で誰にでも優しく、日本人が先入観で想像するような治安の悪い場所ではありません。

 

この記事ではフィリピン留学で半年を過ごした僕の実際の体験から、衝撃的なフィリピンのリアルな貧困事情や、そんなフィリピンに住む人達の本当の姿を書いています。

 

フィリピン=治安が悪いというイメージを、少しでも払拭できますように。

 

【フィリピンの治安に対するイメージ】

立入禁止の看板

 

フィリピン留学に行く前の僕のフィリピンに対するイメージといえば、


・一歩外に出れば金品を巻き上げられる
・強盗、麻薬、殺人なんでもありの恐ろしい無法地帯
・タクシーに乗ったらそのままさらわれる


子供も大人も強盗なんかは朝飯前で、生きるために平気で人を殺してお金を奪う。
貧しい国の人はなにをするかわからない。

それが発展途上国に住む人たちの日常。

 

いまとなってはその先入観が1番恐ろしいなと思うけど、大げさではなくそんなイメージを抱いていました。

 

その理由の大きな部分としてあったのが、フィリピンという国の貧困事情です。

 

【フィリピンの富裕層の実態】

高級住宅街

 

フィリピンには日本では想像できないほどの貧富の差が広がっています。

 

「フィリピン=すべての人が貧しい」というわけではなく、

・高級住宅街の大豪邸に住んでいる
・運転手やお手伝いを何人も抱えている
・身の回りのことはすべて使用人がやってくれる

など、フィリピンの富裕層は規格外の資産を築いていて信じられないくらい裕福な生活を送っているのです。

 

2018年現在、フィリピンの人口は1億500万人程とみられ、そのうちの1%(約100万人)がフィリピンという国の富を半分以上所有しているとも言われています。

 

正確に言うと、その大富豪たちは純粋なフィリピン人ではなく中国系という事情もあるのですが、どちらにせよたった1%の富裕層がフィリピンの富を支配しているのです。

 

世界銀行調べによる貧富の差が顕著な国では、

1位 ロシア
2位 トルコ
3位 香港
4位 フィリピン

となっており、その深刻さがうかがえます。

 

【フィリピンの貧困層の生活】

スラム街

 

では貧困層の生活はというと、

・ゴミ山の中にスラムにボロボロの小屋を建てて暮らす
・そのゴミ山の中からお金になりそうなものを集めて生活をする
・その日1日の食事すら保証されない
・病院に行けば治るはずの病気や栄養不足でも死んでしまう

日本にいると「ほんとに同じ地球でそんな国があるの?」と思ってしまうかもしれませんが、想像してみてください。

 

あなたの愛する父親が、母親が、兄弟が、自分たちの生活のために朝から晩までぼろぼろになりながら、ゴミ山でお金になりそうなものを探し歩きます。

 

お金になりそうなものの中でわかりやすいのが、空き缶やペットボトルですが、1キロ集めてもたったの数十円にしかなりません。

 

1日中探してもその日のご飯が食べれるかどうかのお金しか集められないと知っていながら、不衛生で病気が蔓延するゴミ山で、来る日も来る日もゴミを集め続けます。

 

「こんな生活はもう嫌だ」って思っても現実は変わりません。

 

なぜなら、「ゴミを拾ってお金に換える」という生き方以外を知らないからです。
仮にほかの生き方、例えば学校で勉強して都市部で働くという道を知っていたとしても、経済的な理由から「選ぶ」ことができないんです。

 

そしてそんな両親や兄弟の姿を見て育ったあなたもゴミを拾いながら生活をしますが、いつか子供ができたときに「ゴミ拾い」以外の選択肢を教えてあげることができずに、その子供もあなたの背中を見て育ち、ゴミを拾いながら生きていく。

 

これがフィリピンの貧困層の現実。
自分の力じゃどうにもできない現実なんです。

 

ここまでが、ニュースなどで知ることのできるフィリピンの表面上の貧富事情。
貧困層のスラムなどが過剰にピックアップされ、「フィリピンは貧しい国だから危険」というイメージが自然と日本人の脳みそに刷り込まれていきます。

 

そしてここからは、そんな先入観を抱えながら半年間のフィリピン留学を過ごした僕の経験談。

 

【フィリピンの貧困に対する偏見】

ウユニ塩湖の朝日に向かって男性が歩いている

 

僕がフィリピン留学で出会った人たちも、やはり経済的に豊かと言える人たちではなく、朝から晩まで汗水垂らして働いてやっとその日のご飯が食べれるかどうか。


日本人だったら寝てても過ごせてしまう1日を、フィリピンの人たちは全力で生き抜かなければご飯すら食べることができない。


そんなサバイバルのような毎日。

 

「そりゃ犯罪に手を染めるのも無理ないよな」
「人を殺すことをなんとも思ってないやつら」
「外国人からお金を取ることだけ考えている」

 

きっとフィリピン留学前の僕は心のどこかで彼らを見下していて、日本で見たニュースなどでフィリピンのすべてを知った気でいたんだと思う。

 

「お金がないかわいそうな人たちだから犯罪を犯すんだね」って。

 

実際にフィリピン留学中に、小さい子供が「マネー、マネー」って言い寄ってきた時も、「ああ、日本に生まれてよかった」、「この国じゃ未来を変えることもできないんだ」なんて思ったりもしていた。

 

【僕のフィリピン留学を支えてくれた人たち】

たんぽぽと夕焼け

 

でも、

 

僕が英語の勉強に行き詰まっていたときにいつも手を差し伸べてくれたのは、「かわいそうだな」って思っていた人たちで。

 

道に迷ってどうすればいいか困っている時にわざわざ足を止めて助けてくれたのは、「平気で人を殺す」って思っていた人たちで。

 

「よしきは家族の一員だから」そう言って家族の輪に入れてくれて、精一杯のおもてなしをしてくれたのは「貧しい」って思っていた人たちで。

 

「夢があるからそれに向かって頑張ってるんだ」って笑顔を輝かせて嬉しそうに話すのは、「未来なんて変えられないでしょ」って思っていた人たちで。

 

慌ただしいフィリピン留学の半年間が過ぎた時、そこには僕がイメージしていたフィリピンなんてもうどこにもなくて、あるのは「貧困だから危険だと思っていた国で出会った人たちとの強い絆と、「フィリピンにこれて本当に良かった」っていう心からの感謝でした。

 

【フィリピンで思い知らされた自分の心の貧困】

夕焼けを見上げる男性

 

フィリピンの人たちは底抜けに明るくて陽気で、「よしき!なんでそんなことで悩んでるの!」ってくよくよしている自分をどんなときでも元気づけてくれた。

 

バスに乗っていても、「〇〇って場所で降りたいんだけど、、」って隣の人に聞くと、周りの人や運転手に「この子〇〇で降りたいらしいから着いたら教えてあげて!」って助けてくれた。

 

「自分の誕生日によしきを招待したい!」って呼んでくれて、見返りも求めずに豪華な食事をたくさん食べさせてくれた。

 

「将来はいい学校で先生をしたいんだ」って毎日勉強を頑張っている話を聞かせてくれた。

 

「お金がないかわいそうな人たちだから犯罪を犯すんだね」

 

そんな、フィリピン留学の前に思っていたイメージが自然となくなった。
でも、なんにも不思議じゃない。

 

だって、国が違っても、貧しくても、同じ人間なんだ。
みんな同じように夢描いては、悩んで泣いて怒って笑うんだ。

 

そんな当たり前すぎることを見落としていた。
本当に貧しかったのは「僕の心」だったのかもしれない。

 

【便利さと引き換えに】

地球儀

 

今の時代、クリックひとつでなんでも知ることができます。


「あの国は危ないらしいよ」
「行かないほうがいいみたい」


まるで部屋にいながら、指と目だけで世界を飛び回ったかのように。

 

確かにフィリピンでは盗難などの軽犯罪は日本に比べると多いかもしれませんが、それはほかの国も一緒。

 

海外に来ているという高揚感から気を抜いてしまい、その結果財布や携帯を盗まれてしまう。
そしてその人達が日本に帰国して、「フィリピン治安悪すぎ!」などとネガティブな面を言いふらすのです。

 

僕は半年間のフィリピン留学を含め、合計1年3ヶ月という期間を海外で過ごしましたが、盗難はおろか、危険な目に遭ったことは1度もありません。

 

それはどんな国に行っても、「ここは海外だ」という気持ちを忘れずに常に警戒をしながら過ごしていたからです。
少しでも警戒をするだけで盗難などの軽犯罪は簡単に防ぐことができるんです。

 

その結果、「治安が悪い」って思い込んでいた国でも楽しい思い出をたくさん作って帰ってきました。

 

「フィリピンには素敵な人がたくさんいます」
僕がどれだけ声を枯らして叫んでも、ネットやニュースから溢れ出るネガティブなノイズには敵わないかもしれない。

 

けれど、この記事を読んでくれた人の中で少しでも心が動かされたって人がいたとしたら、フィリピンに留学してみようかなって思ってくれた人がいたとしたら、僕がこのブログを書いている意味があったってこと。

 

フィリピンは本当に素晴らしいところなんだ。
英語だけでなくてあなたの考え方を変えてくれる。
いままでと違った世界が見えるようになったら、それはあなたの人生が変わっていくしるし。

 

【フィリピンの治安と貧困 まとめ】

カナダのキャンモアの近くのグラッシーレイク

 

今回の記事では、フィリピン留学のことについてというよりは、実際にフィリピン留学を半年間経験してみて感じた、「フィリピンという国の貧困と治安の実態」に触れてみました。

 

読んでくれたあなたの中にあるかもしれない「フィリピンは貧困があるから治安が悪い、危険」という偏見が少しでもなくなってくれることを祈っています。

 

「物価が安い=治安が悪い」という意見もありますが、フィリピンはその物価の安さから留学費用がとても安く人気な留学先にもなっているので、僕が半年のフィリピン留学で使った費用の記事も合わせて読んでもらえると、より一層フィリピンの魅力がわかってもらえるはずです。

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ABOUTこの記事をかいた人

よしき。91年うまれ。webメディア【湘南ガーデン】編集&取材ライター。🔖フィリピン留学🔖カナダワーホリ🔖世界一周🔖元ゲストハウス支配人🔖フジフォトギャラリー銀座で写真展。青とスキューバダイビングとミスチルが好き。