【ゲストハウスを経営したいあなたを全力で潰しにくる避けられない脅威たち】

ゲストハウス

 

どうもよしきです。

 

「将来はゲストハウスを経営したい!」

 

そんな人に出会う機会が増えてきました。

 

日本ではまだまだ知らない人のほうが多いですが、
少しずつ認知されてきているんだな~と嬉しくなります。

 

もちろん僕もそのうちのひとりなのですが、
マネージャーとして日々ゲストハウスで働くなかで
「ゲストハウスで働くってこんなに大変なのか、、、」と
たまに嫌いになりそうなときがあります笑

 

 

【ゲストハウスが大好き】

 

その気持ちはなによりも大事ですが、
それだけではやっていくのはなかなか難しい。
泊まったときの楽しかった思い出だけで始めようとすると
思わぬ壁にぶつかってしまうかもしれません。

 

今日はそんな素敵な夢を持っている人たちの力になれるように、
目をそむけがちなマイナスな部分にもしっかりスポットを当てていきます。

 

しかし最初に言っておきますが、
ゲストハウスで働くというのは最高に楽しいです。
マイナスの部分がどれだけ大きくてもそれだけは言えます。

 

ゲストハウスとは単なる宿泊施設ではなく、
人と人を繋げる空間だと思っています。

 

ついさっきまで知らないもの同士だった人たちが、
自分の創った空間で仲良くなって人生が変わっていく。
その瞬間を目の前で見れるこの仕事は本当に素晴らしいです。

 

だからゲストハウスをやりたい人は諦めないで絶対に叶えてほしい。
そのためにもしっかり悪い面も考えたうえで一歩踏み出してもらえればと思います。

 

 

【ゲストハウスの経営側は楽しい面だけではない】

ゲストハウス

いきなり核心をつきますが、
ゲストハウスの仕事だけで食べていくのはとても大変です。

 

毎日ゲストさんと楽しくお話しして終わり。

 

ゲストとして泊まっていると、この仕事にはそんな印象を受けますが、
いまとなるといい部分しか見てなかったんだな~って思います。

 

その理由を細かく見ていきましょー

 

【ゲストハウスを経営するにはまず部屋を埋めなきゃ始まらない】

ゲストハウス

当たり前ですが、ゲストハウスで生計をたてるためには
兎にも角にも部屋を埋めなければいけません。
しかし、部屋数にかかわらず365日毎日満室というのはほぼありえません。

 

特に僕が働いているゲストハウスは湘南の江ノ島にあるので、
夏はものすごい数の人が遊びにきてくださいますが、冬はかなり寂しいです。

 

ゲストハウスは宿泊費の安さが売りのひとつなので、
年間を通してある程度ベッドが埋まってくれないと売上的に厳しくなります。
なので、観光客が著しく減ってしまう冬場の江ノ島はどの宿も値段をかなり下げて対応しているのですが、平日なんかはきっと無料にしても部屋は埋まらないと思います。笑

 

それくらい波のある観光地なので、
逆に人で溢れる夏場は料金を高くせざるを得ない状況です。
夏に来てくださる人たちごめんなさい、、、。

 

ですので、自分のお気に入りの場所にゲストハウスを作るのはいいと思いますが、

 

そこがどんな特徴を持った観光地なのか、
日本人観光客と海外の観光客の割合はどうか、
または観光地ではない場所ならどんな人をターゲットにするのか、
立地はどう?駅からの距離や周りにお店や見どころはあるのか、

 

この場所選びがあなたのゲストハウスが成功するかどうかを大きく左右するポイントだと思います。

 

【ゲストハウスのドミトリー(相部屋)の需要】

相部屋 ゲストハウス

さらに、相部屋というとバックパッカーにとってはすごくありがたいものですが、
そうではない人たちにはまだまだ受け入れられていません。

 

共用のシャワー、共用のトイレ、共用ラウンジ、そして相部屋。

 

全てが共用だとやはりなかなか抵抗があるみたいで、
僕が働くIZA江ノ島ゲストハウスでも個室のほうがよく埋まります。

 

年間を通して海外の方が多く来られる場所であれば相部屋が多くても需要はあると思いますが、日本人に対する需要も意識するのであれば室料を高くしてでも個室を何部屋か用意することも宿の稼働率を上げるためには重要だと思います。

 

僕はこの相部屋や共用ラウンジの楽しさも伝えていきたいのですが、、、
なかなか難しいですね。

 

なので「初めてゲストハウス泊まったのですが色んな人と交流ができて楽しかったです!」って言ってもらえるととても嬉しくなります。

 

こうやってゲストハウスの良さが少しずつ広がっていけば、泊まる側も利用するのに抵抗が少なくなるし、働く側ももっともっと交流を図りやすくなるし、

 

【人気観光地にあるゲストハウスは飽和状態問題】

ゲストハウス

先ほどゲストハウスはまだまだ認知されていないと書きましたが、
実はそのわりにゲストハウスの数って多いんですよ。
特に人気な観光地はかなりの激戦区になっています。

 

IZAグループは江ノ島のほかに鎌倉と浅草にもゲストハウスがあるのですが、
どちらの地域もここ最近一気にゲストハウスが増えました。
そのため新しくできては潰れの繰り返しでもはや飽和状態です。

 

さらにゲストハウスができすぎたことによる価格破壊も起きており、
どこのゲストハウスも値段を下げざるを得ない状況にあります。
1泊千円台とかやられたらたまんないですね笑

 

ゲストハウス以外にも事業をやっていたりして母体が大きいところは,
もはやゲストハウスとは言えないくらいおしゃれでサービスのいいところを作ったりもするので、個人で立ち向かうのはなかなか骨が折れます。

 

なのでそんな激戦区にいまから参入するとなると、周りには絶対に負けない強みや、そこでしか味わえない特別な何かがないと一瞬で波に飲み込まれ廃れてしまう可能性が高いです。

 

 

【ゲストハウスにカフェやバーなどを併設させる経営方法】

ゲストハウス

 

ですので最近のゲストハウスでは宿泊以外に
カフェやバーなどをくっつけてそこからの利益も上げようとする動きが多くなってきました。

 

うちのゲストハウスも例外ではなく最近本格的にカフェがスタートして、
日々観光の人で盛り上がりをみせているのですが、昔のようなゲストハウス特有のゆったりした空間が無くなりつつあり、少し寂しさを覚えます。

 

ゲストハウスを存続させるためには絶対に利益は必要なので仕方がないことなのですが、利益を求めすぎてゲストハウスの雰囲気が壊れてしまい、現場で働く人たちに不満が溜まってしまったら元も子もありません。
あくまでゲストハウスなのでゲストの方のことを最優先に考えたいけど、結局会社にいる以上は上の指示もあるので難しいところですね。

 

会社の愚痴っぽくなってしまいましたが、
どうすればより良いゲストハウスにできるか。
それを真剣に考えているからこその悩みです笑

 

利益かゲストハウスの雰囲気か、、、
好きを仕事にするってやはり壁も多いですね。
まあ、だからこそ楽しいのですが。

 

【住み込みに頼ってゲストハウスの人件費を抑える】

留学

やはり1番簡単に支出を抑える方法は【人件費の削減】だと思います。

 

しかしベッド数や建物が大きければ大きいほどひとりで運営していくには限界がありますし、スタッフがいないともちろん休みもありません。

 

僕のところは2階建、ベッド数は全部で24ベッド。
トイレが4箇所にシャワーが3箇所あります。
毎日が満室となるわけではないですが、これを毎日ひとりで掃除するのはかなりきついです。

 

掃除が終わればメールや電話の対応、
うちで使っている予約サイト(booking.comやじゃらんなど)の管理、
口コミの返信、その他無数にある業務をやりながらチェックインをこなし、
夜は遅くまでバーに立ってゲストの方やご近所さんとお話しして次の日も朝から出勤して、セルフサービスですが朝食の準備から洗い物、チェックアウトの見送りをしてそれが終わったらまた掃除、、、

 

忙しい時期にひとりだとかなり時間に追われます。
僕は忙しい3月の1ヶ月間休みなくほぼひとりでやったのですが、
疲労とストレスでかなり顔がコケました笑

 

だからといって、正社員やバイトを簡単に雇えるほどの余裕はなく、
かといって住み込みのヘルパーさん(住むところ、3食、光熱費が無料の代わりに賃金なし)に頼んでも、お金を支払って雇っているわけではないので細かいところまでは強く言えず、結局自分でやらざるを得ない感があります。

 

これはゲストハウスをやる人にとっては常に悩まされる問題かもしれないですね、、

 

【ゲストハウスの建物の老朽化や備品の破損】

ゲストハウス

老朽化は正直しょうがない部分はあります。

 

古いところはガタがくるし、その都度リノベーションが必要です。
自分で直せる場合はいいのですが、業者に頼まないといけない場合はけっこう痛い出費となる可能性があります。
また、故意ではないにしてもなにか破損してしまったりされてしまったり、心配事はつきません。

 

ゲストハウスをやる以上は避けて通れない道だと思うので、
なにかあったときに対処できるスキルか資金力が重要です。

 

【ゲストハウス経営者の天敵、南京虫(トコジラミ)】

ゲストハウス

これはもう本当に深刻な問題です。

 

バックパッカーなら一度は耳にするであろう【南京虫】
「トコジラミ」って言うとピンとくる人も多いかも。
海外の安宿などでの遭遇率が高いとされているダニのような厄介者です。

 

個人差はありますが、刺されると1~2週間くらい眠れないほどの痒みに襲われ、
刺された場所が真っ赤な斑点みたいになってしまいます。

 

幸い、僕は遭遇したことがないのですが、
その脅威は色々な旅人からよく聞いていました。

 

南京虫が出る宿は旅人の間で噂になり、予約サイトの口コミにも書き込みをされ、南京虫を知っている人は寄り付かなくなってしまうのです。

 

というか、繁殖スピードが異常に早く、
業者が扱うようなかなり強力な薬を撒かないと駆除が難しいため、
完全に駆除が確認されるまでは営業停止をせざるを得ない場合がほとんどです。

 

仮に営業を続けても上記のような理由であっという間にお客さんが来なくなります。
口コミの破壊力恐ろしい、、、

 

そしてこの南京虫ですが、
なんと日本でも遭遇する可能性が、、、。

 

海外のバックパッカーや海外から帰ってきた日本人の荷物などに紛れ込んでくるパターンが多く、その異常な繁殖力で気づいたら宿が南京虫だらけ、、、なんてことも。

 

光があるところには出てこないので、昼間はじっと身を潜めて、
部屋が暗くなるとワラワラ出てきて寝込みを襲われます。

 

木が多いと繁殖しやすいというので、ベッドの枠をスチールにするなどの事前対処をしつつ、早期発見早期対処を心がけるしかないですね。
僕もひやひやしながら働いております。

 

【それでもやはりゲストハウスでの仕事は素晴らしい】

ゲストハウス

今回はマイナスな部分にスポットを当てて書きましたが、
それでもやはりゲストハウスで働くというのは最高です。

 

毎日、年齢性別国籍を問わずさまざまな人と出会います。
その中でも一言しか言葉を交わさない人もいれば、
この人とは一生付き合っていくんだろうなって思うような人もいて。

 

まるでその場にいながら世界中を旅しているような。

 

そんな感覚になります。
場所は移動しないけれど仕事=旅みたいな。

 

最初にも言いましたが、ゲストハウスはただの宿泊施設ではありません。

 

人の縁を繋げる場所であり、
あなたの人柄に惹かれた人が集まる世界にひとつだけの素敵な空間。

 

言い方を変えれば、

 

【あなたにしかできない仕事】なのです。

 

そんな素晴らしい仕事、やるしかないですよね。

 

【ゲストハウスの経営は素晴らしい夢】

IZA江ノ島ゲストハウス

ゲストハウスのみで生計をたてるのは
思っている以上に大変だということが少しは伝わったと思います。
ただ、この記事はあくまで会社という組織の中で支配人のポジションで働く僕の主観です。

 

個人で古民家などを購入してひとり、または夫婦で経営する。
友達同士での経営など、場所ややりかたによって見えてくる課題や楽しさは違うと思うので、むしろ「うちはこんな感じだよ」っていうのがあればぜひコメントかメッセージでお話を聞かせてください。

 

「ゲストハウスをやりたい」

 

いいですね、最高な夢じゃないですか。
僕に協力できることがあればなんでも相談してください。

 

もしかしたら遠くない将来、
あなたのゲストハウスで人生が変わってしまう人が現れるかも。
きっとどこかであなたがゲストハウスを開くのを待っている人がいるから。

 

 

 

あなたの夢が誰かの夢を叶えるきっかけになりますように。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

よしき(26歳) 24歳から留学、ワーホリ、バックパッカー旅を経て、現在は湘南にあるIZA江ノ島ゲストハウスの支配人をしています。青とダイビングとミスチルが好き。個人の留学エージェントとして大手エージェントより安く、留学やワーキングホリデーの語学学校の紹介もやってるので気軽に相談してください!