【ゲストハウス】人生を変えてくれる出会いの話【旅】

桜

 

「ゲストハウスでの出会いが、あなたの人生を変えてくれる」

 

それをたくさんの人に伝えたくて、ゲストハウスの支配人として働いている僕ですが、大好きな「文章」でより多くの人に伝えたいと思ったので、実際にゲストハウスで経験した素敵な出会いを紹介します。

 

年齢や周りの目なんか気にせずに、自分の直感に従って「やりたいこと」をやってもいいんだよ。
っていうお話。

 

【ダミアンとの出会い】

日本人とメキシコ人

 

初めての日本ひとり旅を楽しむために泊まりにきてくれたメキシコ人のダミアン。

 

アメリカとメキシコのパスポートを持っていて、流暢なスペイン語、英語、ポルトガル語に加え、簡単なタガログ語、ロシア語も話せるすごい努力家。

 

日本語にも興味津々で、挨拶の言葉などを質問してきては、メモに書いて毎日練習していました。

 

ダミアンはとにかくおしゃべりが大好きで、音楽が大好きで、いつも笑顔を絶やさない、いまこの瞬間に幸せを感じて生きているような男。

 

そんなダミアンと仲良くなるのに時間はかからず、毎晩お互いのことを話したり、音楽を聴いたりして楽しい時間を過ごしていました。

 

【旅はただの遊びか現実逃避だ】

湖をカヌーで渡る女性

 

そんなある日、ダミアンと日本人のゲストさんと話をしていたときのこと。

 

「まだまだ見たい景色があるから旅に出たい」と話す僕に向かって、その日本人のゲストさんは「もう27歳なんだからふらふら旅なんてしてないで、ちゃんと現実を見て考えたほうがいい」と言ってきました。

 

その人から見たらきっと僕は、現実から目を背けて「旅」という目先の楽しさだけを追いかけている、責任感のない中途半端な人間なんだろう。

 

僕は、旅がどれほど自分の人生に良い影響を与えてくれて、そこで出会った人たちがどれほど自分の人生を豊かにしてくれて、やりたいことがある人生がどれほど楽しいかを訴えました。

 

だけど、その人の耳には、心には、僕の言葉は一言も届かなくて、「旅=ただの遊びか現実逃避」というイメージは覆ることはありませんでした。

 

別に納得してもらおうなんて気はないけど、旅を通して得た経験や感動、出会った人たち、なにより自分の好きなことを否定され、まるで人生そのものが否定されてるような気がしてしまったんです。

 

ダミアンには部分的に英語で説明をしていましたが、ほとんどが日本語でのやりとりだったので内容の全部が伝わっていたわけではなかったけど、僕の表情を見て察してくれたのか、こんなことを言ってくれました。

 

【旅をするということは】

キャリーケースを引く男性

 

「よしき、おれはなにかを学ぶために旅をする。いままで知らなかった国、人、言語、文化、音楽、食べ物から新しいことを学ぶ。それは必ず何かに繋がる。やりたいことがあるならやればいい。周りの目や年齢なんて関係ない。」

 

「だからおれが旅をやめるのは、学ぶことがなくなったときだな。」

 

前を向いて、自分のやりたいことに向かって、毎日を真剣に、一瞬一瞬を大切に生きている人たちは、「人生から学ぶことがなくなるなんてことはない」ということを知っている。

 

ダミアンはその内のひとりで、きっと僕も同じ考えを持っていると信じてこの言葉をかけてくれたんだと思う。

 

だから僕にはこう聞こえた。

 

「旅に、学ぶことに、終わりなんてない。それを続けるから人生は楽しいんだ。」

 

【僕の嫌いな言葉】

花の蕾

 

「現実は甘くない」

 

僕は大人がよく使うこの便利な言葉が嫌いです。

 

なにかやりたいことが見つかった時、なにかに挑戦したけどうまくいかなかった時、「現実は甘くない」という一言さえ言えば、周りを納得させ、全てを終わらせることができる。

 

「現実は甘くない」という言葉は、日本中、世界中の、自分の人生に嘘をついて生きている人たちによって、それだけの影響力を持ってしまった。

 

そしてそんな言葉を振り回して、全てを悟った人生の先輩だと言わんばかりに若い人の足を引っ張っては、「やっぱり自分が正しいんだ」と優越感に浸る。

 

そんな大人は、それしか楽しみがないんです。
出る杭を打つだけでは満足できずに、出ようとしている芽を摘むことにすら楽しみを覚えてしまった。

 

その芽が、どれだけきれいな花を咲かせるのかを考えもせずに。

 

【あなたの周りにいますか?】

太陽

 

だけどダミアンは、その芽がどれだけきれいな花を咲かせるのか、どれだけの可能性があるのか、知っていた。

 

だから僕という芽が摘まれないように守ってくれて、水を与えてくれた。

 

「やりたいことをやって生きていいんだよ」

 

太陽のような明るい笑顔で僕を照らしてくれた。

 

そんな大人が、一体どれくらいいるのだろう?

 

その一方で、どれだけの素敵な芽が摘まれてしまったのだろう?

 

僕はダミアンのように、誰かにとっての太陽みたいな存在になれるのだろうか?

 

そのためには、この先どんな生き方をすればいいんだろうか?

 

そんなことをなんとなく考えたりしてみた。

 

【どんな花が咲くのか】

手のひらの上に黄色い花を乗せている

 

もしもこの記事を読んでくれている人の中で、「現実は甘くない」という言葉を前に「自分のやりたいこと」を諦めてしまいそうになっている人がいたら、少し待ってほしい。

 

そして、「現実は甘くない」という言葉のあとに、こう付け加えてみてほしいんだ。

 

「現実は甘くない。なにも努力をしないでやりたいことをやれるほど、甘くはないんだ。だからやりたいことのために努力をしなきゃいけない。」

 

「だけど、その努力の先にあるものがあなたを輝かせ、努力の過程で得た、知識、経験、失敗、仲間があなたの人生になる。」

 

なんて、かっこよく聞こえるかもしれないけど、これって当たり前のことを言っているだけなんです。

 

やりたいことをしたいなら、努力をしなければだめ。

 

だったら努力をすればいい。

 

そして努力の先に、あなただけの花を咲かせればいい。

 

あなたの目の前の現実を塗り替えるにはそれしかないんだ。

 

【諦めることに努力はいらない】

日本人とメキシコ人とアメリカ人の男性

 

まったくわからない日本語を、1フレーズ、1単語ずつ毎日メモして勉強して、「間違ってたらどうしよう?」なんてことも考えずに、たくさんの日本人と日本語で積極的にコミュニケーションとって。

 

「今日はこんな曲を思いついたんだ!」って楽しそうに、でも真剣にギターと向き合って。

 

どんなに疲れてても、笑顔を絶やさないで周りを楽しませてくれる。

 

いまこの瞬間を真剣に努力しているダミアンから、自分の進むべき道、生き方を教わった。

 

ダミアンとの出会いが、また僕の人生を色づけてくれた。

 

もう、「自分の人生を歩くことを諦めてしまった人」の言葉には惑わされない。

 

この世で努力のいらないことは「諦める」ということだけだから。

 

すべてを諦めて、当たり障りない楽な道を歩いてる人たちの言葉には負けない。

 

帰り際、「おれたちは兄弟だからな」って力強く抱きしめてくれたダミアンに誓った。

 

【誰かを導く光になれ】

日本人とメキシコ人とアメリカ人の男性

 

20代後半になったらやりたいことを押し殺して生きる。

 

30代、40代、50代もそうやって生きていく。

 

それが人生。それが正しい生き方。

 

「やりたいことでも、お金にならないこと、良い肩書にならないこと、周りに自慢できないことは中途半端な人間がやること」

 

あなたも、そんなことを言う大人に出会ったことがあるかもしれない。
あるいはこれから出会うかもしれない。

 

だけど、自分の本当の気持ちから目を背けて、自分の人生に責任を持たないほうが中途半端な人間じゃないかな?

 

やりたいことを押し殺して、疲弊しながらでも好きじゃない仕事をまっとうする。

 

そんなのは別にかっこよくないし、それがいい大人の見本なんかじゃない。

 

だから、周りになにを言われたってやりたいことがあるならそれに挑戦してみようよ。

 

最初は、先がなにも見えない暗闇の中をさまようかもしれない。

 

それでも諦めないで努力を続ければ、ダミアンのような光があなたを導いてくれて、いつしかあなた自身が暗闇をかき消す光になれるから。

 

そしたら次は、あなたが誰かを優しく照らす番。

 

そうやって、一人ひとりが自分の人生に自信を持って、やりたいことに向かって真剣に生きれるようになれば、いまより少し世界が良くなると思うんだ。

 

そのきっかけになれるように、僕は今日もあなたのために想いを書いている。

 

いつか、日本語がうまくなったダミアンと一緒にこの記事を読み返して、「ダミアンのおかげで、僕も誰かを照らす光になれたよ!」って笑顔で話す姿を想像しながら。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

よしき。91年うまれ。webメディア【湘南ガーデン】編集&取材ライター。🔖フィリピン留学🔖カナダワーホリ🔖世界一周🔖元ゲストハウス支配人🔖フジフォトギャラリー銀座で写真展。青とスキューバダイビングとミスチルが好き。